アイデアのつくり方

「アイデアのつくり方」は、薄くて地味な装丁ながら、読めば深くうなずく内容が詰まった一冊です。

著者ヤングの経験に基づいた考え方がシンプルかつ説得力があり、広告業界だけでなく、あらゆる創造の場で応用できる内容になっています。

「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ」という一文には、なるほどと膝を打ちました。

私も文章を日々考えていますが、思い詰めるより、少し距離を置いたときにふと閃くことが多いのは、まさに本書で言う「孵化」なのかもしれません。

特に、情報を集めて考え抜いたあと、あえて頭の中から手放すという発想は、実生活でも役立つ感覚だと感じました。

読書が好きな私にとって、「アイデアのつくり方」は何度も読み返したい指南書のような存在になりそうです。

アイデアのつくり方/ジェームスW.ヤング/今井茂雄【1000円以上送料無料】

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